はちがめプラン
'生ごみをたからに'

−地域資源循環型社会をめざして−

●はちがめプラン、視察、研修会

8月23日、武雄飲食業組合の事業計画の一環として、かねてより企画はあがっていてもなかなか予定があわずにいた。伊万里がちがめプランへの視察研修を行政の方がたの参加も含め、19名にて行うことができました。研修はまず、今話題の伊万里牛ハンバーグの食事会から始まりました。事前に伊万里の組合より紹介して頂き、人数が多かったこともあり、16〜17店舗ある中からウェルサンピア伊万里のレストランにて、食する事になりました。時間に余裕を持って到着し、洒落た部屋に通され円卓の席に着くと、次々と鉄板にのったハンバーグステーキが出されてきました。2種類のソースが用意されていたけれど、すっかり冷め切っているので、それをかけてもジュージューおいしそうな匂いも音も立ちません。何の為の鉄板?と第一印象の悪さで味が決まってしまった様な気がします。残念でした。見た目は大事!?伊万里牛の4等級以上の良い部分ばかりを使い、地産の玉ねぎだけでつなぎは入れないというこだわりゆえに、焼き方がとても難しそうです。いろいろと工夫しソースも独自に開発してもらい、何度も試食を重ね味を統一して商品化にこぎつけた努力は、立派ななものだと思います。同じ味に統一しても、それぞれの店の調理法や添え物などで個性が違うので、食べ比べてみたりとか、実際に私達が食べたウェルサンピアは売り上げがいいそうなので、私が味を云々はあまり言明しない方が懸命かも知れません。ただ開発に携わった方達の、行動力・心意気・チームワークには心から敬意を表します。

食後、はちがめがわかりにくい場所にあるので、ホテルの人に場所を尋ね移動。 伊万里の大坪町古賀にはちがめプランの施設があります。ちなみに'はちがめ'とは瓶が八つあるからではありません。伊万里湾に生息する生きた化石とも言われるカブトガニのことです。一時は絶滅を危惧する位に希少な生物です。日本でも伊万里の他にごく一部にしか生息しません。代表の福田俊明さんは、この古生代の生物にあやかって、末永くこの活動の環が存続するようにとの願いをこめ名付けたそうです。その福田さんの出迎えを受け、バスを降り立つとやはり異臭を感じました。しかし、それは一段階めの所で生ごみを雑菌や水分調整材と混合攪拌した後だったせいで、そうでなければ臭わないそうです。工程を見ていく内に臭いは次第に少なくなっていき、最終段階の熟成の所ではほとんど臭いはありません。約100日かけて佐賀大学の農学部染谷教授の研究室の分析結果でも高い評価を得た。環境にも安全な品質の高い有機堆肥ができあがります。 工程の説明を受けた後、佐賀大学の支援で建設されたセミナーハウスの中に移り、これまでの経緯や今後の展望などをスライドやビデオ、配布されたパンフレットなどを観ながらの学習です。

約20年程前に何人かの有志で立ち上げたものの、長い年月の中には一人減り二人減りと紆余曲折あったそうです。市からの援助を受けられずに資金作りをする為の借金が、今だに大きな負担となっているらしく、行政に対する不満を強く感じました。そのせいか、私達と一緒に武雄市の観光課、生活環境課、商工会議所から参加されたことにはすごく好意をもたれたようでした。このはちがめプランの工程や活動の主旨はとても書きつくせません。是非、施設への見学をお勧めします。

 

●研修を終えて、武雄に戻ってすぐ反省会をひらく。

○ 改めて、環境問題を考える良い機会を得た。
○ 自分達がやれる事が何なのか、などの多数意見。
○ とても良い活動だと思う・・・が自分が立ち上げて・・・となるときつい。
○ 同じ事を武雄でも立ち上げてというと、なかなか実行に移せない部分があるが、これから団塊の世代の退職者の方々が故郷に帰って来て、これからの人生に何か活動をしたいとか考える人達の中から、何とか有志が出てこないものだろうかという期待もする。
○ 行政におんぶにだっこではいけないが、民のやる気と行政の多方面においての支援、資金、補助金、助成等の適切な指導はとても重要。などなど感想を語り合いました。

いずれにしても今私達は本気で環境問題に取り組まなければいけない時に立っています。一人一人のちょっとした気持ちの持ち方で、どの様にも変える事ができます。ここ5年程は、福田さんの活動も多くの団体、財団、あるいは佐賀大学等にも支援を受け、又多くの賞を受けられています。こつこつと根ざしてきた活動に光明が見出されたことに喜びを感じます。今回の参加者は皆、声をそろえて参加してよかったと言っています。しかし残念な事に、参加者の殆どが役員で、組合員の関心が今ひとつでした。確かにこの残暑の厳しい時期が悪かったのかも知れませんが、もう一度この機会を設けて多くの参加を期待したいところです。